絵を描くとき集中力を発揮する方法

以前絵画教室に通っていた高校生男子からの質問

「絵を描くとき、どうやったら集中できますか?」

絵が好き
絵を描くのは楽しい

なのに、なぜか描こうとしても集中できない…

ってモヤモヤして、時には落ち込むんだそうです。

ということで、その時に高校生の生徒さんへの答えを書いてみます☆

絵を描く集中力、完成させる集中力を発揮するには

絵が好きで、絵を描くことが好きなのにもかかわらず、自宅で描いているときは

  • 描こうと思っていてもなかなか描き始められなかったり
  • なんとなくダラダラして制作が進まないまま時間が過ぎていたり
  • 1枚の絵を絵を完成させるまで集中できず、途中で制作をやめてしまったり

ってなってしまう…

なんで自分はがんばれないんだ〜…って落ち込むらしいです。

「先生はどうやって集中力を発揮するんですか?」

というのが高校生Sくんからの質問でした。

まぁ、人間誰しも煩悩はあるしね(笑
好きなこと=楽しくなくてはならない

自分は絵を描くことが好きなはずなのに描くことに集中できないってことは、自分は向いていないんだろうか?

将来デザイン関係に進みたいと思っていたSくんは、結構悩んでいたみたいです。

私のアドバイスとしては

  • 制作することを習慣づけること
  • 作品を完成させるまでのゴールを設定すること

です。

ではどうやって習慣づけるのでしょうか?

  • なかなか描き始められない場合
  • 作品を完成させるための集中力を高めたい場合
  • 集中力を維持したい場合の時間の使い方

についてそれぞれ考えてみたいと思います(^^

なかなか描き始められない場合「行動療法」

絵を描くって言うのは自己表現の1つです。

ましてや創作って言うことだと、自分の内面を見つめる作業でもあります。

自分が好きなことだし、描くことが楽しくても、なんとなく「しんどい」気持ちになってしまうこともあると思います。

だから、

いつでも最初からやる気満々!

じゃなくってもいいんじゃないかなって思います(^^

私が心理カウンセリングの勉強をしていた時に学んだことの1つに「行動療法」と言う療法があります。

心理的な部分よりも行動にアプローチすることによって、悩みや課題を克服していく心理療法です。

例えば、人とうまく話せない問題を持っている人の場合。

なぜ人と話せないのか?という心理的な部分からのアプローチではなくて、「まずは5秒だけ相手の目を見る」などといったハードルを下げた行動を実践してもらい、行動することで心理的な変化をもたらす、といったことになります。

おおざっぱに言うと「行動を変えることによって精神状態を変える」というもの。

ネガティブな精神状態になってしまう理由=ネガティブになってしまう行動による学習の結果である。

と仮定し

別の行動を習慣づける→精神状態が変わる

というわけです。

絵の制作に当てはめると

なかなか集中できない→描き始められなくてモヤモヤ

から

気分が乗っていなくてもとにかく描き始める→だんだん集中してくる

といった感じで、気分に関係なくとにかく描き始めれば、しだいに気分も乗ってくるよってことですね。

こう書くて逆説的で変な感じもしますが(笑

仕事でも掃除でも、しかたなくやり始めて気がついたら集中していたってことないですか?

絵を描くときも、最初からやる気満々で集中力抜群、じゃなくてもいいんです。

やる気が出たら描く、じゃなくて、やる気は関係なくとにかく行動を始めてみましょう。

そして徐々に、やる気があってもなくても描き始める、ってことを習慣づけるていくと良いと思います。


やる気がでないニャー

作品を完成させるための集中力を高める「締め切り効果」

冒頭に登場したSくんの質問によると、

「家では作品を描き始めても最後まで完成させられない」

ということがたびたびあるそうです。

作品を完成させるまでの集中力を高めるには…

その時、私からSくんにした質問

「でも、明日までに完成させなきゃライオンの檻に放り込まれる、とかだったら絶対完成させるでしょ?」

え〜…、そりゃあ必死で完成させますけど…

って、まあ、これは大げさな話ですが(笑

私は最初の職業がグラフィックデザイナーだったので「締め切り」ってホント、絶対優先されるもの!だったんですね。

だから、仕事で作品の締め切りが決まっているときももちろんですが、個展でいつまでに何枚完成させる、とか、グループ展に参加するので◯日の搬入までに完成させる、とか、締め切りが決まっていたら当然ですが守ります。

そういった締め切りがないときはやっぱり制作ペースがユルくなってしまうので(^^;

そういう時は自発的に締め切りを設定するようにしています。

つまり、作品を完成させるまでのゴールを設定する、って言うことですね。


これは檻の中のライオン、じゃなくてライオンカットの猫

集中力を維持したい場合の時間の使い方

仕事をしながら
家庭の家事をこなしながら
学校で勉強をしながら

生活に必要なさまざまなことの合間に創作活動に取り組んでいる場合、どうしても時間のコントロールが重要になってくると思います。

かくいう私も、時間の使い方はなかなか上手にできなくて、悩みのタネだったりするんですけど(^^;

昨年の個展は急に決まった話で、かなりがんばって制作しなくては作品数が間にあわない状況でした。

そこで、制作時間をコントロールするためのしていたことが2つあります。

ひとつは、

  • 目標制作時間を設定して制作する

毎週の目標制作時間を設定して、描くたびに時間を記録していました。

もう1つは、これは以前にある起業家の人に教えていただいたのですが、

  • 時間を33分33秒に区切って作業する

キッチンタイマーを用意して描き始め、どんなに調子が乗っていても33分33秒で作業をいったんやめる。

5分休憩して、また33分33秒計って作業する。

って言うことを繰り返していくと、集中力が長く維持できるそうですよ(^^

集中力を発揮して充実した制作時間を

絵を描くって言うのは自己表現の1つです。

ましてや創作ってことだと、自分の内面を見つめる作業でもあります。

自分が好きなことだし、描くことが楽しくても、なんとなく「しんどい」気持ちになってしまうこともあるかもしれません。

スポーツだってそうだけど、そのスポーツが好きでもやっぱり練習やトレーニングは辛いときもある…っていうか、辛いときの方が多いのかもしれませんよね。

その辛さを乗り越えた先にあるもの。

それが自分が好きなことにトライする意味の1つなのかも、って思います(^^

絵を描くことも、受動的な楽しみではないからこそ、時間ができたら、余裕ができたら、って思っていると、忙しい日常の中でついつい後回しになってしまうこともあるでしょう。

でも、たとえ短い時間でもしっかり集中できれば、充実した制作につながるのではないでしょうか。

制作することを習慣づけること
作品を完成させるまでのゴールを設定すること

よかったら取り入れてみてくださいね(^^