
主要駅から徒歩一分のおしゃれなビルの一室で♪
なんてことだったら生徒さんも通いやすいでしょうけれど、その分そのスペースを維持するにはそれ相応の予算がかかります。
立地によって教室の運営も大きく変わってきますよね。
ということで、今回は絵画教室を開業する場所、立地について考えてみようと思います。
私は経営の専門家ではないので、自分が絵画教室をやってきた中で思うこと、として書かせていただきます。
考えの一例としてお読みいただければ幸いです(^^
立地とは
立地(りっち、location)とは、一般的には場所や位置という意味である。多くは、交通網との兼ね合いなど何らかの活動を行いやすい環境かどうかでその良し悪しが判断される(例えば、「駅から徒歩3分の好立地の物件」など)。(Wikipediaより)
便利な場所だったら行き交う人も多いでしょうし、より早く教室の存在をまわりに知ってもらえる可能性は高まりますよね。
絵画教室の看板を出したとして、看板の前を1時間に1人しか通らないのと、100人通るのではやっぱり違うんじゃないかな?って思います。
なので、立地は良いに越したことはないですが、現在住んでいる地域の特性とか、それぞれの事情とか、経済的な理由とか…
誰もがベストな立地で絵画教室を開業できるとは限りませんよね。
むしろ、限られた条件の中で場所を決める、ってことの方が多いのではないかと思います。
絵画教室開業から教室の存在を周知されるまで
場所代、運営費、宣伝費などなど
教室を運営するには費用がかかります。
特に、絵画教室を開業した当初はかかる出費がありながら、生徒さんがいない状態…。
もちろん、教室スタート前から教室の告知や宣伝をすることをお勧めしますけど、開業時のがんばって乗り越えなきゃ行けない状態ってしばらくは続きます。
なにせ、開業当初の絵画教室は、まだ誰にも存在が知られていない教室。
ある程度の期間運営して、教室の存在が周知されてくると
その場所に絵画教室があると言うことが知られている
↓
存在が知られているので絵画教室を探している人の検討対象になる
↓
存在が知られているので口コミが生まれる場合もある
↓
運営期間が長くなってくると、生徒さんが自分の友だちや知人に教室の存在を教えてくれる
といった、よい循環が生まれる場合もあります。
もちろん、よい循環が生まれるようになるまでは時間がかかるし、口コミや紹介が生まれたからって宣伝活動をしなくても良いってことではないですけれど、生徒さんが自分のお友だちに紹介してくれるってホントありがたくって嬉しいことです(^^
ということで、なるべく早く安定して教室運営できるようになるためにも、周知されるまでの期間を少しでも短くしたいところですね。
そもそも絵画教室の存在が誰にも知られていなければ、生徒さんが来てくださるわけもないですから…。

絵画教室の存在が周知されやすい場所
教室を開業した時に、絵画教室の存在が周知されやすい場所、生徒さんが集まりやすい場所についてちょっと考えてみると
- 人口が多く栄えている
- 子どもの教室の場合周辺に子どもが多い
- 交通が便利で電車の大きな駅が近い
- 駅から徒歩数分以内
といったところでしょうか?
やっぱり便利で通いやすい条件のところが人が集まりやすいんじゃないかなって思います。
でも、条件のいい場所って言うのはその分維持費もかかりますよね。
それに、スペースを借りる場合、自分が住んでいる場所からあまり遠いと大変とか、できれば自宅で開業したいけど家の立地は良くないとか、必ずしも良い立地を選べるわけでもないのが現実かもしれません。
人が多い!
生徒さんが集まりにくい場所
生徒さんが集まりやすそうな場所とは逆に、なかなか周知されにくそうな立地ってどんなとこかなって考えてみると
- 人口が少ない
- 子どもの教室の場合子どもが少ない
- 交通の便が悪い
- 駅から遠い不便な場所にある
などでしょうか。
そもそも周辺に人口が少なければただ看板を出していても周知にくいですから、広範囲への宣伝が必要になります。
ただ、場所を借りる場合立地が悪いって言うのは、お家賃が安くなる可能性が高いというメリットはあります。
人が少なくてのどか(^^
立地の悪さをカバーするアイデアはある?
ちなみに、私の絵画教室の場所は電車の最寄り駅がなく不便で、周辺に子どもが少なく近隣の小学校は統廃合されていたり…
と言った感じで、立地的には良いとは言えません(^^;
ですけど、車をちょっと止めておける場所があるのは幸いです。
教室が不便なところにあるっていうことの対策として
- 教室の参加時間が多少前後してもOKにした
- 毎週のクラスだけじゃなくて月2回のクラスを作った
- お迎えの時間まで子どもたちが遊んで待っていられるように、折り紙やパズルなど遊び道具を用意してある
などと言った工夫をして、ささやかですが通ってくださる生徒さんに臨機応変な対応ができるように心がけています。

道は1つではない
私の知り合いの絵画教室が、長年借りていた教室の建物を移転したときのことです。
移転前は駅から徒歩15分以上の古い平屋の一軒家で、移転後は駅から徒歩7~8分のきれいなスペース。
でも、駅から近くて便利になったから、建物がきれいになったから、ってそれだけで生徒さんが増えるのかって言うとそうでもないようです。
前の古い建物に愛着を持ってくださっていて、移転後に辞めてしまう生徒さんも何人かいたとか…。
ってことは、立地が良いに越したことはないけど、それ以外の魅力でカバーできることもある、ってことなのではないでしょうか??(^^
明確な答えがあることではないですが、ベストな選択ができない場合も創意工夫次第で乗り越えられることがあるかもしれません。
この道がダメなら別の道を行ってみる、道は1つではないですからね。
あなたの絵画教室開業の夢が叶うことを願っています(^^
自分が絵画教室をやってきた中で思うこと、として書かせていただきました。
ご理解のほどお願いいたしますm(_ _)m
いつか絵画教室を開きたいな、と思っている方のご参考にになれば幸いです☆