絵画教室を開く時の資格・申請についてと「開業届」

いつか絵画教室を開きたいな〜って思った時に、一番気になるのは…

絵画教室を開くには特別な資格が必要なのかな?
申請とか登録はあるのかな?
はて?私は絵画教室を開いていいのかな?

…ってことかと思います。

そこで、私が絵画教室を開くときに体験してきたことから、資格や申請・登録などについて、また開業届などにといてお届けしてみたいと思います(^^

絵画教室を開く時の資格

個人で教室を開業する時、法的に規制を受けるような分野、ってことでなければ基本的に、特別な資格や申請は必要ありません。

絵画教室、美術教室、工作教室、などなど、絵を描くことや造形に関して教えるアート系の教室、ということでしたら、特別な資格や申請・登録などが必要になることはあまりないと思います。

ただ、教室を開業するということは個人事業主になるので、個人事業主として開業届の申請は必要です。(開業届に関してはあとでご説明しますね☆)

あと、趣味の習い事でも協会や団体が主宰し、協会独自の資格を制定しているところも多いですよね。

あなたがスキルを得るために習った団体が協会資格を制定している場合、あなたが所属している協会・団体の許可や申請が必要になると思いますので、各協会・団体にご確認ください。

また、あなたがスキルを習得するために習った先生が所属している協会・団体がある場合も、先生にご相談の上、各協会・団体にお問い合わせいただくといいかと思います。

そういった協会などに所属していない個人が教室を開こうって思った場合、とくに資格は必要ないわけですが、絵画教室を運営、そして、宣伝をして生徒さんにきていただくためには、有効な資格はもちろんあります。

・美大卒業資格
・美術教諭の資格
・(子どもの教室だったら)幼稚園の先生や保育士の資格

などは、絵画教室を開く時に生徒さんにとって信頼度を高める資格といえるのではないでしょうか。

また、自分で絵画教室を運営するのではなくてどこかの絵画教室にお勤めしたい、って場合、美大卒業資格が必須になることがほとんどなのではないかと思います。

ちなみに、私は美大をでていないし、特にメリットになる資格は持っていません(^^

なので、自分で絵画教室を開いて10年くらいになりますけど、どこか別のお教室で働かせていただきたいなって思ったとしても、履歴書の段階で不合格!ってことになる可能性が高いと思います(笑

個人事業主としての開業届

絵画教室を開業するのに特別な資格や届け出は必要ないですが、個人事業主としてお仕事を始めるにあたって、事業を始めた人が提出する書類として「開業届」があります。

事業!

なんだか大それた感じもしてしまいますが、長期にわたって売上を出すような活動はだいたい事業に含まれる、ということです。

開業届は正確には「個人事業の開業・廃業等届出書」といって、管轄の税務署で作成、届け出をすることができます。

ちなみに、事業内容に変更があったり、事業を辞める時にも届け出が必要になります。

ただ、開業届は提出しなくても特に罰則などはないそうです。

法律では「事業開始から1ヶ月以内に提出する」となっていますが、期限を過ぎても罰則を受けたり怒られたり、ってことはないんですって。

そういえば…

私も絵画教室を開業する前にフリーランスのイラストレーターをしていたのですが、開業届を提出したのは絵画教室をスタートしたタイミングでした。

開業届を出す前に決めておくことに

開業届を出す時には、事前にに決めておいた方がいいことがあります。

・開業日…教室をスタートする日など、自分で決めた日でOK
・屋号…お店の店名や会社名、絵画教室の場合は絵画教室の名前

など、開業届の書類に記入する必要があります。

ちなみに、私が屋号をつける時、デザイン会社をやっていた友だちから、

「5文字以内」
「名前の一番最初が母音」
「覚えやすい」
「他のところと競合しない」

というような屋号にすると言いよって教えてもらいました。

どんな教室名にしようかな?

自分がこれから始める絵画教室の名前を決めるっていうのはワクワクしますよね(^^

開業届と税金の申告について

以前インターネットで開業届を出すと事業をしていることがバレて税金を払わなくてはならなくなるから損する、みたいなことを読んだことがあります。

だから、世間にばれないようにひっそりとお仕事をする…

なんて、ありえない話ですよね(笑

アルバイトでもなんでも、一定の収入があれば税金は払います。

ただ、どこか会社で働いていると税金のことなどは会社がやってくれますけど、個人事業主となると自分でしっかりと税金やお金のことと向き合う必要がでてきますよね。

個人事業主の税金の申告には、白色申告と青色申告があります。

青色申告には、税金の特別控除と言った優遇措置がある、など白色申告にはないメリットがありますが、開業届を出さないと青色申告にすることができません。

青色申告って経理とか確定申告とか難しくてハードルが高い…

とというのはたしかにそうなんですけど、今はいろいろな会計ソフトもでています。

また、開業届を出したからって青色申告にしなきゃいけない、ってわけじゃなくて、経理が難しくなるのがどうしても無理だから白色のままで、ってこともあるかと思います。

なので、絵画教室を開業した最初は収入も少ないから白色申告のままで、経理とかを勉強して数年後に青色申告に変更を目指そう、っていうのもありだと思います。

じゃあ、次回から青色申告に変更しよう!って思ったら、青色申告したい年の3月15日までに青色申告の申請書を提出する必要があります。

開業届を出すときの注意点

会社を辞めて開業しようと言う場合、失業保険をもらっている人は、開業届を出す=開業している(働いている)ってことで失業保険の不正受給になってしまいますので、注意が必要です。

また、ご家庭で世帯主が働いていて絵画教室を始めたい人が「扶養」になっている場合、健康保険の扶養から外れる場合があります。

例えば、ご家庭の主婦の方がアルバイトやパートをする場合にも、扶養の範囲内で働きたいから年間収入103万円以内にしたい、とかって話を聞くことがありますよね。

いわゆる「103万円の壁」といわれるものです。

また、収入に関係なく配偶者が「個人事業主」になった場合、その配偶者は健康保険の扶養からはずれる、って決められている健康保険もあるようなので事前に確認しましょう。

絵画教室を開く前に

開業届を出した時点で開業した=事業主、ってことになりますので、

絵画教室を開こうと決心した記念にとりあえず開業届を出しとこう♪

…なんていうことは辞めた方がいいですね(そんな人いないか。笑)

まずは、絵画教室を開く計画をたて、ご家族やまわりの方への影響を考えて相談しておきましょう。

あと、私も含めて芸術関係の人って、経理とか事務とか、苦手な人が多かったりしませんか?(^^;

税金や経理の知識も、ある程度事前に勉強しておいた方が、

いざ絵画教室を始めました!→確定申告の時期にめっちゃ困る!

…ってことがなくていいかな、って思います。

例えば、申告の時期になって経費にかかった領収書をきちんと取っておかなかったら…

青色進行だけじゃなくて白色申告だって領収書の管理は大切です。

私が数年前に確定申告をしに税務署に行ったとき、

「100円だの500円だの領収書なんて取っておくかよ!」

って、申告の相談窓口で怒鳴っている若い男性を見かけたことがあるんですが(^^;

もうね、申告の時期になって領収書捨てちゃいましたっていっても、あとの祭りですから!

税務署へ行ってみよう

やましいことあるわけでもないのに、

税務署ってなんか怖い!

…って思っていませんか?

私は思っていましたよ(笑

でも、そんなことはないです。

税務署の人は思った以上に親切でいろいろ教えてくださいます。(ウチの管轄の税務署だけじゃないと思いますよ〜)

これから絵画教室を開業したいって人は、絵画教室を開業する前に一度税務署へ行ってみるといいと思います。

そして、ご自分が開業する場合の必要なことをいろいろ聞いてみましょう。

その場合は税務署の人たちが忙しい確定申告の時期(1~3月)を避けてくださいね。

自分がこれから自分の仕事=絵画教室をしっかりやっていくんだ!お金のこととかもちゃんと勉強するぞ!って思うのはいいことだと思うので…。

絵画教室開業準備の一環として税務署へ社会勉強(?)に行ってみましょう♪

なんだか、開業届とか税金の申告とか…

いきなりハードルが高く感じたかもしれませんが、いつか絵画教室を開いて創作の歓びを広げていけたらいいな、って夢をお持ちの方は、ちょっとずつ知識を増やして夢を実現する準備を一歩一歩進めていくといいのではないかな、って思います(^^