混色に役立つ色の知識~純色・清色・濁色

色と色を混ぜて新しい色を作ることを「混色」と言います。

絵の具を混ぜることで自由に使いたい色を作ることができれば、創作の世界がもっともっと自由になるはず!

…ってことで、混色をするときに役立つ基本的な色のこと、についてです☆

三原色と色相環図

三原色については以前にも書きましたが、この先の説明に必要なのでちょっとおさらいします(^^

  • シアン=濃い水色のような色
  • マゼンタ=赤紫のような濃いピンク
  • イエロー=レモンのような赤みのない黄色

の三色を「色の三原色」と言います。

三原色は混ぜて作ることはできない純粋な色です。

で、三原色と三原色のうちの2色を混色して作った色を段階的に並べて円状にしたものを「色相環図」と言います。

色相環図はこれです↓

混色のベースは三原色のうちの2色を混ぜること、から発展させていくと良いと思います。

絵画教室では、生徒さんに三原色の絵の具を使って色相環図を作っていただいたこともあります。

純色ってどんな色?

純色とは…

白色や黒色が混ざっていない彩度の最も高い色のことです。

純色は彩度からくる言葉なので、三原色の体系とは概念が違いますが、三原色の体系で純色がどれかっていうと

三原色と三原色のうちの2色を混ぜてできた色が「純色」ということになります。

先ほど登場した色相環図は純色によってできている、ってことになりますね。

混色を考える上では、三原色をベースに考えるとわかりやすいんじゃないかなって思います(^^

三原色は

シアン、マゼンタ、イエロー

純色は三原色に白や黒を混ぜないで

  • シアン+イエロー
  • シアン+マゼンタ
  • マゼンタ+イエロー

といった混色でできた色のことになります。

混ぜるのは2色ですが、配分の違いでいろいろな色を作ることができます。

例えば、シアン+イエロー=緑

なわけですが、

限りなくシアンに近い緑

シアンの方が多くイエローが少ない緑(青緑)

シアンとイエロー同量の緑

シアンが少なくイエローが多い緑(黄緑)

限りなくイエローに近い緑

と言った感じで、シアンからイエローの2色の混色でも、配分を変えることでさまざまな緑を作ることができます。

清色と濁色について

清色とは…

純色に白または黒を混ぜた色

のことです。

  • 純色に白を混ぜた色を明清色
  • 純色に黒を混ぜた色を暗清色

と言います。

濁色とは…

純色にグレーを混ぜた色

のことです。

清色も濁色も彩度が低い色、ということになります。

三原色を混ぜるとどうなるの?

純色に色や黒を混ぜると彩度が下がるわけですが、じゃあ、三原色を混ぜるとどうなるの?

シアンとマゼンタとイエローを混ぜても色や黒を混ぜるわけでないんだから彩度は下がらない?

って疑問がでてくるかもしれないですが、三原色を混ぜると黒に近い色になります。

理論的には黒になるってことですが、実際には黒インクのような真っ黒にはなりません。

いずれにしろ彩度は下がります。

三原色の配分の違いによって、茶色っぽくなったり、沈んだ紺色っぽくなったり、または渋い色味の緑っぽくなったり…とさまざまな色を作ることができます。

混色の知識で創作の自由度があがる

自分が作りたい色を自由に作れるようになると、制作の自由度は上がります。

こういう色で塗りたい、って思ったときに、どの色とどの色を混ぜればいいのか全くわからなかったら、望んだ色ができあがるまでにかなりの試行錯誤が必要になりますよね。

その試行錯誤の結果色の作り方を覚えていくって言うのはありますが、最初に混色の基本的な知識を頭に入れておくと、自由に色を作れるようになるまでの時間が加速されると思います(^^

ちなみに、以前にも書きましたが、私は最初の職業がグラフィックデザイナーでした。

当時のまだアナログ的なデザイン業務では、三原色+ブラックを使ってデザイナーが色を指定していたのです。

ちょっと説明が難しいのですが、パソコンなどで画面を観ることなく、頭の中で色を想定して「ここはシアン30%+マゼンタ20%」とか、原稿に書き込んで印刷していたのです。

今も販売されていますが「カラーチャート」という三原色とブラックをどういうパーセンテージで混ぜるとどういう色になるかっていう本がありまして、それを見ながら色を決めるのですが、シアン30%+マゼンタ20%がどういう色になるか?…カラーチャートを見ないでも思い浮かびます。

今はデザインの仕事をする時にパソコンの画面でだいたいの色は確認できるので、色の配分を覚える必要もないとは思いますが、昔取った杵柄?(笑

絵を描くときも「こいう色を作りたい」って思うと、どの色をどれくらいの配分で混ぜれば良いのかは結構すぐにわかります。

…って、なんか自慢っぽいですけど(笑

絵の上達にはたくさん描くこと、って思いますし、混色についても絵の具を混ぜてみて「こんな色ができた~」って発見していくのも楽しいですよね。

ですけど、混色をするための色の知識をちょっと頭に入れておくと、自分が使いたい色を作るのがかなりスムーズになると思います。

そうすると、絵を描くときの自由度も上がるし、絵を描く楽しさが増えるのではないかなって思います(^^

自分の世界を表現する、たくさんの素敵な色を発見してみてくださいね☆