創作画を描くときの参考資料と著作権のこと

創作画は静物画や風景画のようにすでにある何かを見て描くわけではなくて、あなたの頭の中のイメージ、アイデア、あなたの世界観で描く、ってことかと思います。

じゃあ、何も参考にしないで描くの?

…っていうとそんなことなくて、自分が描きたい世界を描くために必要な資料を参考にすることはあります。

ということで、今回は、創作画を描くときに必要な参考資料について、そして、資料を使うときに絶対知っておいて欲しい著作権のお話しです。

資料の必要性

自分の想像の世界を描くって言っても、いつも何も見ないで描くってわけじゃなくて、資料が必要な場合ってありますよね。

むしろ、資料が必要な場合の方が多いかも?って気もします。

例えば、動物たちと女の子の物語を描こう!って思ったとして…

動物たちを描くのに資料が必要になることがあります。

私がやっている絵画教室で、大人の方にも子どもたちにも話すことですが、

馬を描くときに馬のしっぽはどういう形かすぐにわかる?
牛を描くときに牛のしっぽはどういう形かすぐにわかる?
羊を描くときに羊のしっぽはどういう形かすぐにわかる?

え?羊のしっぽ?
どんな風だっけ?

って、思いません?

猫を飼っているから猫なら見ないでも描ける、とか、想像の動物やオリジナルの生き物を描くならいいですけど、羊を描いたのにしっぽは牛のしっぽを描いちゃった!

これは単なる間違い、ですよね。

森を描く…
花を描く…
宇宙を描く…

人によって描く時に資料が必要だな、ってものは結構あると思います。

資料にしたい写真や画像の著作権について

昔、まだインターネットが盛んでなかった頃…
私はイラストの仕事をするとき、資料が必要になるとよく図書館に通ったものです。

お仕事のスケジュールの中に資料探しの日って時間を確保するのが必須!ってくらいでした。

今はインターネットがあるから便利になりましたね!

家に居ながらにしていろんな画像が見られるんだから、ありがたいものです(^^

ただ、ここで大切なことがあります。

他の方が撮影した写真、描いたもの、ポスター、ゲームや漫画のキャラ、などなど…

このような制作物は、それぞれ制作した人が自分の考えを作品として表現したものです。

この表現されたものは「著作物」、著作物を作った人を「著作者」、著作物に対する著作者の権利が「著作権」ってことになります。

パソコンなどで見つけて資料として使おうとしているその画像の著作権は、それを撮影した人のもの、ってことなのですね。

著作権のある制作物を制作した人に断りなく無断で利用すれば、著作権侵害となります。

あまり意識したことないかもしれないですが、著作権の侵害は犯罪なんですよ。

もしも著作権の持ち主が告訴した場合、著作権を侵害した人は処罰され、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金が定められているのです。

資料の使い方

私が絵画教室で生徒さんに説明する資料の使い方としては…

どんなに自分が描きたい絵のイメージにドンピシャの写真を見つけたとしても、そのまんま使用してはいけません。

イメージを参考にする
構図を参考にする
部分を参考にする

って感じで、参考にする、に止めてくださいね。

…と、お伝えしています。

そもそも人の写真をまんま描いたら創作でもなんでもないですもんね(^^;

ですけど、著作権ってまだ認識がない方も多いのか、有名な絵のコンクールで賞を獲った絵とソックリな写真が後から見つかって大問題に…
なんて事件も数年前にありましたよね。

実は、私が著作権のことをいろいろ調べるようになったのも、以前にイラストレーターをしていたときに、自分のイラストを無断で使い回しされていたことから、なんです(^^;

自分が制作者であると言うことは、違反する側、違反される側、両方になる可能性を持っている、ってことなんですよね。

創作画を描く上では、写真のイメージを参考にしたとしても、それにあなたの個性や世界観、あなた自身のイメージを融合させていくと、そうそう写真ソックリにはならないんじゃないかなぁ、って思います。

むしろ、え?この絵のどこにもとの写真の要素があるの?

…って感じになるんじゃないかな??

資料を有効に使う、他の芸術作品からインスピレーションを得る、それは全然悪いことではなくて、むしろ良いことと私は思います。

資料を有意義に使えることも技術のうちかもしれません。

だからこそ、資料を使うときは…

自分が資料として使おうとしている写真や画像は、他の誰かの大切な作品

自分の作品が自分にとって大切なように、人の作品も大切にする

そんな気持ちをいつも持っていたいですね(^^

逆に見れば…

私たちが創る物語や創作画も、著作権によって守られているんですよ☆